一般に同じ甘味料ということから砂糖とはちみつは同一視されがちですが、まったく違う食品です。
はちみつはミツバチが花から分泌された花蜜を採収して自身の体内で唾液酵素等によって、ぶどう糖と果糖の単糖状態に転化されたものです。砂糖(蔗糖)はブドウ糖と果糖が硬く結合した2糖類でこの状態では体内で消化、吸収ができませんが、単糖類である、はちみつは即消化、吸収され胃に負担をかけません。
体力の衰えた病人にブドウ糖を注射するのは、この性質を利用したものです。
さて、純粋の生はちみつは天然で自生した花から採取され、熱処理を施さず、その組成が自然のままですから身体にとって滋養豊富で非常に多くの天然の有用酵素類が含有された食品といえます。
はちみつの組成は、10℃の熱を加えると10%壊れると言われますから、身体に必要な微量栄養素を考えると生が理想のはちみつといえます。
純粋の生はちみつは自然活性度が高く、普通の加熱はちみつや添加加工はちみつとはその成分に大きな差があり、ビタミンやミネラルもバランスよく非常に多く含んでいます。